国士無双

04/11/2002

  

国士無双・・・役満  (面前のみの手役)
字牌の全種類、マンズ、ピンズ、ソウズの1と9、及び雀頭としてこれら1つを対子とする。
上図のように13面待ちとなるとダブル役満となるルールも存在する。(麻雀大陸でもダブル)

 今日は数ある役満の中でも最もと言っていいほど狙う頻度の高い役満『国士無双』を解説したいと思います。初心者もこの役満は一番最初に教わるものではないでしょうか。構成が非常に単純ですので覚えやすいですからね。狙う回数が他の役満に比べて非常に多いのですが、そこはやはり役満。和がれる確立は非常に低いです。どんなときに狙えばいいのか、どんなときはさっさと見切れば良いのか。そんなとこを解説していきたいと思います。

図1    ツモ

 さて、1順目にしてこのような形です。国士無双一直線だという人もいるのではないでしょうか。ここでは国士無双に必要な牌が全部9個ありますね。(※)九種九牌では倒せません。北が二枚ありますからね。こういった状況、よくありますよね。さて、狙うかどうかというのは配牌で決めるものではありません。例え、これより1つや2つ19字牌が多かったとしても同じ事が言えます。一番重要なのは配牌ではなくその場の状況なのです。国士無双というのは一度決めると後からの修正が非常に難しくなりますのであまり狙う手ではないと思っています。国士崩れとして考えられるのは、役牌を使った手か七対子、トイトイ、チャンタ、純チャンあたりでしょうか。国士無双は19字牌を全種類集めないといけないので、そのうち、1種類でも枯れるとその場でストップです。国士が無理だとわかった時に先ほどの手役に移行できなければもう何も出来なくなりますのでそれだけのギャンブルだということは頭に入れておかなければなりません。また国士無双は他家からばれやすいうえに真ん中の牌をバシバシ切るわけですからダマなどで狙われやすいとも言えます。

 ではこの国士無双、どういった時に狙うのでしょうか。一番簡単に言わせてもらうとすればほとんど狙いません。狙うとすれば場が南3以降の断ラスの時くらいでしょうか。他の場合は国士を視野に入れつつ、他の手への変化を見て、そっちを優先します。イチかバチかで役満を狙わなければいけない状況というのは他にはないでしょう。まぁ、1順目の時点で国士牌が11個以上あったら狙ってもいいでしょうか。でもそんなことは滅多にありません。もし、図1の状況で九種九牌などのルールがあるのであれば流してしまいましょう。

 ここからは国士に絡んだテクニックですが、もう1つの場面で私が国士に向かう時があります。それは南3以降(ほとんどはオーラス)の断トップの時です。2位と満貫以上の差がついていて、図1のような配牌だったとき、私は国士に向かいます。というよりももうあがる必要もないので、安牌集めという意味の方が強いです。終盤、もしくは他家からの聴牌気配があるとき、安全そうな牌から順にガンガン切っていきます。運がいいといきなりあがれちゃったちします。ただ、注意したいのはどんなにいい感じになってきても降りる時はしっかり降りましょう。役満に目をくらませて振り込むなんてことがないように・・・。

 もう1つ実践テクニックです。断ラスでもう役満、しかも国士無双以外にすることがないって時、もし、早めに対子が2つとかになったらさっさと1つは切ってしまいましょう。簡単な迷彩です。場にけっこう見えてる牌を切ったりすると多少効果的です。それから、国士牌以外を切るとき、ソウズ、ピンズ、マンズのうちそれぞれの枚数を見て、真ん中の牌から落とします。次は一番多い牌、そして一番少ない牌の順です。これは混一色や清一色に見せかけるためですが、一番数が多い牌から切ると怪しくなるので真ん中くらいかなって感じです。それぞれ効果はきっと微々たるものですし、何も考えていない雀士に対しては全く意味ありませんが小さいことコツコツやりましょう。先ほども言いましたが国士は他家からばれやすいのでごまかしのテクニックもあるといいと思います。

※九種九牌・・・19字牌が9種類以上、9牌以上あると倒牌出来る。点数は貰えません。配牌チェンジみたいな感じです。

一、国士無双はあがれると思うべからず

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