南3局の重要性

04/20/2002

 いつでもあがればいいってのが麻雀ではありません。時としてあがってはいけない状況というのが存在します。その一例を今回は解説したいと思います。

 例えば東南戦の場合になりますが私はオーラスよりも南3局の方が非常に重要と考えます。オーラスは目標とする点数がはっきりとしていますよね。もし、自分がトップを狙うならばトップまでの点数、浮きを狙うならば原点までの点数がそのオーラスでの戦い方となります。それ以下の点数であがるというのは何の意味もありません。南3局でも考え方が全く同じなのですがそれに気がついていない雀士が非常に多いと思い、解説したいと思いました。

 例えば、自分の持ち点が南3局の時点で10000点だったとします。自分の親がもうない場合だと、ここではトップというよりも浮きを狙うのが当然の考えです。そこで南3局でリーチをかけたら3900点の手が早々に入ったとしてもリーチをかけたりロンをしてはいけません。それは自分の首をしめるあがりとなってしまうからです。もし3900点を南3局の時点であがってしまったら仮に原点が25000点だったとしたらオーラスで11100点のあがりをしないと浮くことは出来ません。要するに跳満に縛られるということです。跳満をあがれる確立ってかなり低いですよね。だから駄目なんです。南3局の時点で自分でそういう状況を作ってしまったことになるのです。どうすればいいのかと言うと、南3局で安い聴牌やあがりになっても手を伸ばさなければなりません。少なくとも満貫くらいは欲しいですね。そうするとオーラスでは7000点必要で、満貫を狙えばよいということになるのです。3900の手でもう、どうにもならんって時はそのまま聴牌を守って流局を待つ、あるいはリーチをかけて一発やツモを待つことです。それ以外はあがりません。裏期待はこの時点ではやめた方がいいでしょう。あとは少し上級者向けな手段になりますが、親に連荘させるのです。親の欲しそうな牌を鳴かせたりするんです。親に連荘させて自分に高い手が入ったところであがり、オーラスに向かうのです。親のアシストをして振り込んだりツモられることもありますがそれも覚悟しなければなりません。

 要約すると、オーラスまでに最低でも目標点と持ち点までの差が少なくとも8000点以内にしておけってことです。どうしても無理なら12000でもしょうがないですが、その分オーラスが厳しくなるという事です。無駄なあがり、自分の首を締めてしまうようなあがりには十分気をつけましょう。

 南3局に限ったことではありません。東南戦で自分が大きく沈んでいたら南入した時点で目標点までのプランを立てることは非常に大切です。目の前の事に縛られず長い目でみる麻雀を心がけてみましょう。特に南3局、自分がオーラスを戦うために今、何をすべきかを考えてみましょう。

一、南3局でオーラスに備えろ!

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